5月の心地よい風の中、大切な家族や親戚に見守れらながら
ふたりは誓いを立てた。
地元を離れ嫁いでいく決心をされ、
憧れていたこの場所で花嫁になった彼女の横顔は、
凛としていて優しかった。
また、家業を継ぐ決心をされた彼のハレの日の姿は
とても堂々としていて、穏やかな表情だった。
仕事も生活環境もがらりと変わり、
新しい環境で夫婦で力を合わせて生きていく。
そんなふたりを、家族や身近な親戚に応援してもらえるように、
ふたりからの感謝と想いを伝え、
ふたりの決意表明ができる結婚式にしようと準備が進められていった。
パーティー会場では、ふたりの生い立ちの写真たちが、ゲストを迎える。
小さなころや、家族との思い出を懐かしみながら微笑む家族やご親戚たち。
すでに和やかにリラックスした状態でパーティーはスタートした。
きょうだいからの思い出エピソードや、
にぎやかなケーキカットからのお手本バイト。
ひとつひとつの瞬間にゲスト全員が寄り添えるのは
小さな結婚式だからこそ叶うものなのかもしれない。
パーティーのメインイベントは、ゲストからふたりへ、
応援メッセージを込めた「一文字」が贈られた。
新郎新婦同士も、「これからよろしく」のメッセージを込めた「一文字」を。
大切な人たちに贈ってもらった数々のメッセージが
これからのふたりの生活に寄り添い、お守りのような存在になりますように…
パーティーお開き後は、新郎から新婦へサプライズ。
「これからもよろしく」
とういう、シャイで優しい彼からのメッセージと花束が新婦を待っていた。
普段はなかなか伝えられない想いを、
その一言にのせて大切な彼女へ届けられた瞬間。
「あー幸せ!」と満面の笑みを見せてくれた、彼女の笑顔を一生忘れない。
家族団欒のような、あたたかくて愛おしい時間。
かえがえのない宝物が胸に刻まれた小さな結婚式。
Date May, 2021
Place 護国神社・リストランテクボツ
special thanks to
Photo:Kenta Nakamura/LOBJET
Move : Kazuhiro Yaekura/LOBJET
Hair&Make:Erika・Marina/Healing salon add
flower:degas