「日本の伝統を大切にした結婚式」
おふたりとの出会いは、新婦様からのお問合わせがきっかけでした。
神社で挙式をした後、料亭で披露宴を行いたい。
でもどうやって準備を進めていけばいい?
当日の段取りやスケジュール管理は?
披露宴の演出などについても相談したい・・・
笑顔がとても素敵でシャイな新郎様と、
色白で美人で、お話し上手の新婦様。
お会いしたときに、早く花嫁姿を見たいなー!
きっと白無垢がとてもお似合いだ・・・
と思ったことがとても懐かしいです。
「せっかく結婚式をするなら、日本の伝統的なスタイルで」
というご希望をお持ちだったおふたり。
挙式は博多の住吉神社にて、
ご披露宴は、老舗料亭三光園で執り行われました。
結婚式に必要なアイテムは全て和で統一。
「本質」にこだわり、ひとつひとつ意味を持つアイテムをセレクト。
ゲストテーブルにはミニ樽を置いて、全員で鏡開きをしました。
東濃檜を使用した職人さん手作りの枡には、
ゲストひとりひとりのお名前が入っています。
手作りのアイテムはどれもクオリティが高く、
おふたりのこだわりが感じられるものばかり。
新郎新婦共同で製作されたウエルカムダルマは
新婦様が下書きをし、新郎様が色を塗られたそうです。
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琴とフルートの生演奏をとりいれ、待合の時間も贅沢なひとときに。
披露宴が始まる前から、お開きまでの間
各シーンで、和洋楽器の合奏が美しく響いていました。
花嫁支度は、お母様の「紅引き」によって仕上げられました。
今にも涙を流しそうなお母様。
最初に紅引きのお話をしたとき、
「できない・・・絶対泣いてしまう。」と
涙声でおしゃられていたのを思い出します。
言葉を交わさなくても、お互いの想いが伝わる瞬間。
挙式は格式高く、厳粛に執り行われます。
すれ違う車や、街を歩く人たちに見守られながら、
人力車で神社へ移動しました。
挙式後には、
たくさんのゲストがカメラを持って、おふたりを待ち構えていました!
披露式では、博多固有の伝統儀式「熨斗出しの儀」を。
三光園では必ず執り行われる、格式高い日本の婚礼文化のひとつです。
凛とした新婦様の美しい姿と、
その姿を涙を浮かべながらしっかりと見つめる
お母様の横顔がとても印象的でした。
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嫁ぎ先の色に染まっていく花嫁。
乾杯後は、新郎新婦様自らお互いのプロフィールを紹介。
盛り上げ上手なおふたりのトークで、
会場内は一気に和やかな空気になりました。
おふたりが大好きな和菓子處五島さんの
色とりどりの季節の和菓子で「夫婦箸渡しの儀」を。
披露宴後半は、ドレスとタキシードにお召替え。
一人でも多くのゲストと顔を合わせてお話しができるように、
エンディングまでたっぷりと歓談の時間を設けました。
新郎様のご友人によるサプライズ余興で会場内は大盛上り!
その後の歓談タイムも賑やかであたたかい空気に包まれ、
ゲストの皆様もリラックスした表情で過ごされていました。
格式高い伝統儀式や文化に触れる時間と、
おふたりもゲストもリラックスして楽しく過ごす時間。
めりはりをつけることを意識して
おふたりと一緒に進行を組み立てていきました。
日本の四季を感じ、伝統や文化に触れる結婚式。
決してかたくるしいものではなく、
心が豊かになる瞬間がたくさんあります。
そのことを改めて気づかせてくれたおふたりに
感謝の気持ちでいっぱいです。
Location:住吉神社・三光園
Photo by Marie Yoshinaga(uru photo)
→「熨斗出しの儀」
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フリーウエディングプランナー 吉水舞子
福岡・北九州・山口でフリーのウエディングプランナーとして活動しています。
レストランや料亭、フリースペースを中心に特定の会場に所属せず
おふたりの専属ウエディングプランナーとして
心を込めて結婚式のプランニングをさせていただきます。